〈ヴィーナスの誕生〉と共に、メディチ家のカステルロにある別荘に置かれていた大作で、キューピッドを連れたヴィーナスを中心に、左側には杖で霧を追い払うマーキュリーと三美神、右側には春の女神・プリマベーラと陰険な風の神から逃れようとする花の女神・フローラが描かれています。イタリアを代表する画家でありながら永年忘れられ、今世紀になって再評価された彼の代表作で、近年画面が洗浄されて、花々が鮮やかに復活し見事な色彩を見せています。